上田 麻希(石垣島)/ D-1

MAKI UEDA |ISHIGAKI ISLAND

アートと嗅覚の融合を試みる嗅覚アーティスト。匂いをデータや情報としてニュートラルかつサイエンティフィックに扱い、空間インスタレーションというかたちで観客が体験できる場を産み出す。
シンガポール国立美術館、台湾国立現代美術館、ヴィラ・ロット・ミュージアム(ドイツ)、ミュゼ・デ・ラ・メ・ローザンヌ(スイス)、リード大学(米国)、清須はるひ美術館などで展示。嗅覚アートの国際アワード、アート・アンド・オルファクション・アワードにて2022年最優秀賞(サダキチアワード)受賞。

KYOTO EXPERIMENT 2023にて『汗と油のチーズのように酸っぱいジュース』を山内祥太氏と協働で創作、発表。



清山陽平(京都)/ D-2

YOHEI KIYOYAMA|KYOTO

1992年京都生まれ。遍在性の高い現代風景のローカリティを探求する調査や制作を、地域計画学研究として行う。
とりわけ、例えば建物に取り付くかつての看板の一部や由縁のわからないヘタ地といった、非計画や不調和を思わせる風景のなかの断片を、色々な意図や経緯が折衝した結果残った<跡形>とみることで、個別で細かな来歴群を形や寸法として拾い上げる。あるいは、そうして深まる地域の理解を、ひとりひとりが風景に浸る身体を通して認識し、それぞれに解釈することを目指す。
京都大学大学院工学研究科建築学専攻助教。



小倉笑(京都)/ D-1・D-2

EMI OGURA|KYOTO
1996年、岐阜県大垣市生まれ。
2014年より京都を拠点に活動を開始。以降、Monochrome Circusや康本雅子等の舞台に出演、mama!milk、Belle Santos(独)など国内外の様々なジャンルのアーティストとコラボレーションをしている。近年では自身の演劇・ダンス作品の発表も行っており、「ヨコハマダンスコレクション2022」コンペティションⅠにて奨励賞を受賞。

2021年より創作団体SMILEを立ち上げる。舞台作品『SMILE』(2021)、『SUPER COMPLEX』(2024)を発表。2022年よりKYOTO Cultural Festivalを2年続けて開催。ジャンルに捉われず、舞台作品上演や親子・青少年向けWS、イベント企画など様々な活動を展開中。

(Photo: tomcud)


三宅香帆(京都)/ E-1・E-3

KAHO MIYAKE|KYOTO

文芸評論家。京都市立芸術大学非常勤講師。1994年生まれ。高知県出身。
京都大学文学部卒。京都大学人間・環境学研究科博士後期課程中途退学。IT企業勤務を経て、2022年に独立。

エンタメから古典文学まで、評論や解説を幅広く手がける。”働きながら本が読める社会をつくる”をミッションに、読書や物語の魅力について発信、講演を続けている。

著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』他多数。
SNS(IG/X):@m3_myk


布施琳太郎(東京)/ E-2・E-3

RINTARO FUSE|TOKYO 

アーティスト。1994年生まれ。
スマートフォンの発売以降の都市における「孤独」や「二人であること」の回復に向けて、自ら手がけた詩やテクストを起点に、映像作品やウェブサイトなどの制作、展覧会のキュレーション、書籍の出版、イベント企画などを行っている。

主な活動として個展「新しい死体」(2022/PARCO MUSEUM TOKYO)、廃印刷工場におけるキュレーション展「惑星ザムザ」(2022/小高製本工業跡地)、ひとりずつしかアクセスできないウェブページを会場とした展覧会「隔離式濃厚接触室」(2020)など。著書として『ラブレターの書き方』(2023/晶文社)、詩集『涙のカタログ』(2023/パルコ出版)。

(Photo: Kaho Okazaki)


野村香子(京都)/ F

KYOKO NOMURA|KYOTO  

当フェスティバルのプログラムディレクター。
2007年〜2017年Monochrome Circusに所属し主要ダンサーとして国内外問わず多くの舞台に立ち経験を積む。2015年よりゴーダ企画の共同代表として企画/運営に携わりWSや公演等幅広く展開しながら自身もダンサーとして出演。分野越境型の企画に定評がある。
2018年京都芸術センター・アーティスト・イン・レジデンスプログラムに選出されケルン(独)で滞在制作を行なった。令和4年度京都市芸術文化特別奨励者。京都市内や教育機関でのWSなど指導経験も豊富。

(Photo: Masashi Nagara)